多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断された妊活について書きます。
2020年10月現在、私は妊娠しています。
通院中は、ほぼ毎日のように、「多嚢胞性卵巣症候群 妊娠できる」「多嚢胞性卵巣症候群 妊娠した」とインターネットで検索をかけて、治療を経て妊娠することができた女性の体験談を、希望を持って読み漁っていました。
いつか妊娠できたら、私も「PCOSでも妊娠できたよ!というブログを書こう」と思いながら。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でも妊娠できた⑤~クロミッドの服用開始で高まる、排卵・妊娠への期待の続きです。
「不妊症」が医療保険加入の障壁になる衝撃
少し話がそれますが、クロミッドの服用を始めた半年弱前から、保険の整理を行っていました。
保険を見直すため、ほけんの窓口へ
もともと結婚式の衣装や引き出物を都民共済ブライダルでレンタルすることを目的として、結婚を機に都民共済に加入していました。
そして、結婚式も新婚旅行も終わったタイミングで、保険や貯蓄についてもうちょっとキチンと考えたいねということで、夫と共に「ほけんの窓口」へ。
ほけんの窓口は、個人的にはとっても良かった。
自分で勉強できることには色んな意味で限りがあるし、わかりやすく説明してくださるし、非常に有意義です!
信頼できるファイナンシャルプランナーさんに出会えるかどうかも大きいとは思う! 我が家はこの点、幸運でした。
保険加入前に必須、不妊治療歴の告知義務
現在の家計や貯蓄状況などを振り返りながらライフプランを立てつつ、保険の加入要否からじっくり検討。
最終的に某医療保険に入ることに決めたのですが、そこで初めて気づいたこと。
加入前の義務である健康状況の告知事項「最近3ヶ月以内に医師の診察・検査・治療・投薬を受けた事があるか」に、私の産婦人科通いが当てはまっている。
疾患の選択肢の中にも「不妊症」がある。
思わぬところでこの単語と出会って、ほけんの窓口のカウンターで割と精神的ダメージを受けました。。。
そして不妊治療中の私は、検討中の保険に加入できないわけではありませんでしたが、保険に加入後、2年間は妊娠・子宮・卵巣などに関する医療行為は保険の対象外とのこと。
直近で妊娠希望だし、女性疾患に手厚い保険にしようと思っていたのに、対象外だと意味なし!
対象外になる可能性を最初から理解していれば、もう少し違う観点で保険を探せたはずですが、全く頭になかったので、結局、不妊治療歴を正直に告知しても大丈夫そうな医療保険を捜索し直す羽目になりました。
というわけで、
不妊治療について検討している方、不妊について病院にかかろうかと検討している方、
医療保険の見直し予定がある場合は、先に加入しておくことをオススメします!
不妊治療中で多嚢胞性卵巣症候群でも加入できた「ネオファースト生命」
ちなみに、私は第一生命グループの生命保険会社「ネオファースト生命」の無解約返戻金型終身医療保険に加入しました。
特に制限なく加入ができ、そのあと妊娠もしたので、制限有を呑んで他の保険に加入しなくて良かった。
分娩を目前に控えた現在、緊急帝王切開等になっても保険が下りると思うと、やっぱり心強いです。

卵胞は成長しているのに、なぜ排卵しない?
金曜日の診察で期待が打ち砕かれたものの、気を取り直して月曜日に再診へ。
「急に通院の予定が入ったので、会議終わりにバタバタと退勤して明日の自分にタスクを託さなければならない状況」のモヤモヤを消化できないまま、診察室へ入りました。
前回より成長した卵胞は18~20㎜
簡単な挨拶をした後、隣の内診室へ移動。
下着を脱いで診察台に上がり、脚を開いて股をさらけ出して先生を待つ。
「じゃあ、まずは卵の大きさを見ますね」
と優しく声をかけてくれる院長先生。
「卵は前回より成長しているね、18~20㎜くらいで成熟してきてると思います」
「排卵する大きさは20㎜くらいなんですよね」
「そうですね。でも、うーん。まだ排卵しそうには見えないかな……」
(……育っててもダメなのか。。。)
「とりあえずゴールドサインで確認してみよっか」
「お願いします」
LHサージ遅延で排卵が起きない
前回同様に、ゴールドサインLHワンステップ排卵検査薬を使用。
先生が「じゃあ結果を見ますよ~」と診察室の机の上で判定プレートを引き出しましたが、先生の予想通り、真っ白いフィルターが排卵しそうにないということを示していました。
がっかりした顔をする私に、優しく声をかけてくれる院長先生。
「卵が育ってくると、LHホルモン(黄体形成ホルモン)がたくさん分泌・放出されるLHサージという現象が起こるわけだけど、このLHサージが遅れていますね」
「LHサージによって卵胞が割れて排卵が起こるわけだけど、ゴールドサインを見ると、LHホルモンがじゅうぶんに分泌されていないので、卵は育ってるのに排卵は起こりそうにないという状況です」
「卵胞のサイズは丁度良いのに、だめなんですか」
「そうだね。このまま育っていくと、LHサージが起きる時には受精に適したサイズから成熟しすぎちゃう可能性があります。」
「だから今日はhCG注射を打って、LHサージを誘発しようと思うのだけど、大丈夫かな」
「はい」
「注射を打つと、だいたい36時間後ぐらいに排卵するから、明日の夜に夫婦生活を持てますか。旦那さんの出張とかは大丈夫かな?」
「大丈夫です。(明日は早く帰ってきてもらおう…)」
「よし! じゃあ、筋肉注射でちょっと痛いけど頑張って!」
初のhCG注射は筋肉注射! 痛い? 痛くない?
痛い注射なのか…(ノД`)・゜・。
先生、
「注射打っても大丈夫かな?」
って聞く時に先に言って。
という気分で、看護師さんに注射を打ってもらえる看護室へ移動。
実は不妊治療をしている友人から事前に「注射、めっちゃ痛いよ」と聞いたことがあったのだけど、診察室で先生からhCG注射の話が出てきた時にはリンクしなかった。。。
看護師さんに「注射は、腕でいいかな?」と聞かれて、慌てる私。
「友人から、お尻に打つこともある(その方が痛くない)って聞いたんですけど…」
「うーん、お尻に打つ人もいるけど、腕の方が多いかな?」
「じゃあ、腕にします、、、初めてなんですけど、痛いですか?(T_T)」
「うーん。痛いっていう人もいるし、そうでもないって人もいるかな~」
THE☆曖昧
まあ、よく考えてみれば、看護師さんもそうとしか言えないですよね。
ものすごーくドキドキしながら左腕を差し出し、
顔を背けて打ってもらった結果、、、、

hCG注射、痛くなかったです!!!!
痛みに弱い方ではないけど注射は苦手な性格なので、一安心でした。
友達は初回から痛かったそうなので、やはり看護師さんの言う通り、hCG注射の痛みは人それぞれなんですね。
私の場合は、あとから痛くなったり腫れたりといったトラブルもありませんでした。
これからhCG注射を打つ予定で痛みが気になる妊活中の方が、少しでも痛みなく楽に接種できることを祈ります。