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持って生まれたエネルギー

つぶやき

日々成長著しい息子。まもなく生後6ヶ月になる。

何事もじーっと観察する子で、どこに行っても「よく見るね〜」と感心される。目が大きいせいか、視線が目立つ。

笑い声は時々、あまり多くない。

寝返りは1度スマートに披露したっきり。あまり興味がなさそう。うつ伏せより仰向けが好き。仰向けのまま90度くらい回転してることはよくある。仰向けのまま床を踏ん張って蹴って移動する時もある。

離乳食は今のところなんでもパクパク食べる。歯が生えてきた。

夜は寝付いてからしばらく眠りが浅くて、0時頃までは何度も起きて泣く。手を握ってやるとだいたい泣き止む。夜間授乳は2〜3時間おき。

そんなこんな息子の姿を、自分自身が思っていたより周りと比較することなく、ニュートラルに受け止められている。

妊婦健診でエコーを見ながら、日々育っていく姿に驚いた。生まれたあとは、おっぱいを吸う姿を見て、誰に教わるでもないのに生きるために必要なことがわかっているのだと感動した。そうやって持って生まれてきたエネルギーに対して、私ができることといえば、環境を整えてあげることだけ。花を育てるのと一緒。水をやり、肥料を変え、日に当てたり、虫を取ったりするだけ。綺麗に咲ける準備をするだけ。コントロールして思い通りの形で咲かすことはできない。

だからまだ寝返りしないとか、まだ夜通し寝ないとか、そういったことを「まあこの子のペースはこんなもんなんだな」と思えている。寝返りできそうなフラットで安全な床面や、静かで適温の寝室を揃えて、私は見守るだけ。

でもこれ、もう少し大きくなってからもそう思えるかな?

例えばお友達になかなか優しくできないとか、成績が伸びないとか、それがこの子のベースだったらどうしよう? 環境づくりをして、それでもだめだったら、何とかさせようと私は介入してしまうのではなかろうか。寝返りとの違いはどこにあるんだろう。息子の個性を、どこまで尊重して、どこまで私のエネルギーを影響させるべきなんだろう。

浅い眠りの中で、泣き出しそうな顔でこちらに伸ばしてきた息子の小さな手を、握り返す。